ステアリング
ポッド向けのジョイスティック・パイロッティング－Zeus®

ポッド駆動が破片を当たると、後ろ向きのプロペラはポッドギアケースとスケグによって保護されます。さらに、ゼウスポッドをトンネルに取り付けることによって、駆動上の魚雷はキールと同じ深さになります。ほとんどの浮遊物は、プロペラからキールとスケグによって下方に偏向されます。ユニットが実質的な物体と接触すると、スケグは魚雷の下で剪断されるように設計され、駆動の損傷と高価な修理費を最小限に抑えます。後方に面したポッド駆動をトンネルに搭載することで、安全性を犠牲にすることなく、大幅な効率向上を実現します。 

ドックに近づく時に、風や海流をもう心配することはありません。弊社の操縦桿制御システムは、とても直観的で使いやすく、シンプルに手首を回すだけで操縦が可能です。片方の手だけで、横への移動から、狭い場所での回転、正確な速度調整まで、全て制御可能です。波止場でも、クロカジキを釣っている時でも、その完全ともいえる支配感、操縦感は比類がありません。

• ゼウスポッドは独立した操縦が可能です。各ポッドのスラストの完全な力は、操縦においてはるかに高い効率を達成するために独立して方向付けられます。
• ゼウスポッドは水平スラストを作り出します。ボートを上に押し出す標準的な船内シャフトとは異なり、エンジンの全パワーはボートを前方に駆動するために使用されます。
• ゼウスポッドの流体力学的形状は、シャフト、支柱、および方向舵よりもはるかに少ないドラッグを作り出します。プロペラを後部に配置することにより、フォームのドラッグが少なくなります。
• 逆回転プロペラは、回転損失をなくし、側面力を生成せず、キャビテーションを最小限に抑えます。さらに、ブレード面積を大きくすることにより、より大きなギア比が可能になります。

長年にわたって、ポッド・ドライブは、プロペラが前向きでも後ろ向きでも素晴らしい性能を発揮しています。とちらのタイプのプロペラがより高効率なのでしょうか?

プロペラが前向きに付いていると、実際に水中で使用した場合効率よく動作します。しかしながら、プロペラが前方取り付けだとドラッグが増えてしまいます。ポッドに流れ込む水流との摩擦でドラッグが起こるのです。したがって水流が強いほど、ドラッグが起きる頻度は高まります。プロペラが後方に付いている場合ドラッグは少なくなります。このようにプロペラの効率とドラッグの増加というトレードオフにより、結果としてどちらのタイプのプロペラでも効率はほぼ変わりがありません。

Mercuryが従来のインボードより効率を高めている秘訣は、全体のドラッグを減らす設計です。スラストを水平に設置し、二重反転プロペラを採用しています。結果は目覚ましいものがあり、トップスピードが15%増加、巡航スピードも15%増加し、燃費の面ではなんと30%も向上しました。

Zeusドライブは逆回転プロペラを利用し、大きなゴム製のグロメットに取り付けられているため、ギアの騒音と振動が大幅に低減され静かで快適な乗り心地を提供します。 流水がはるか後ろの航跡まで持っていくプロペラのハブを通って排気を出すことで、排気はほぼ除去されます。

Mercury独自のSmartCraft®デジタル技術との互換性があり、統合デジタル制御と情報の単一パッケージになっています。スムーズで、敏感なデジタルスロットル＆シフト(DTS)、デジタルアンカリングSkyhook®、統合ナビゲーションシステムAutopilot、情報ディスプレイVesselView®4または7を搭載しています。

1本の軸で、左右、斜め、回転操作。すべて、簡単にジョイスティックをひねるか押すだけ。スロットルもステアリングも、スムーズで段階的な低速のコントロール。バッテリーを消費して標準から離れてしまう可能性のあるバウスラスターより優れた、ポッド用ジョイスティック・パイロッティングZeusは、バッテリー電源に頼らず、ポッド推進装置に組み込まれています。風、波、潮とたたかうのではなく、制御する。初心者でも自信を持ってコントロールできます。船長や船員にもストレスを感じさせません。デュアル、トリプル、クァドのポッドエンジン用のデュアルヘルム性能です。